共生とは

 
読んで字のごとく、共に生きるということなんですが、二人暮しよろしくただのほほんと一緒にいるわけではありません。フィッシュウォッチングで共生といえば、厳しい自然界の中で生き抜くために一緒になって共同で生き抜いているといったほうがより内容を表しているのではないかと思います。

例えばエビとハゼなんかは有名です。ハゼは大きなハサミを使えるエビに砂の中に住処を作ってもらっています。その代わりハゼはエビが住処を作っている間は家の外で見張りをして回りに外敵がいないかを監視しています。

イソギンチャクと共生しているものもいます。クマノミイソギンチャクエビなどがそうだと考えられています。イソギンチャクに身を守ってもらう代わりに、イソギンチャクに着く寄生虫を食したり、イソギンチャクのためにエサを持ってきたりしているみたいです。

こういった相互補助の共生を相利共生とか言うみたいです。ハイ、ここ試験に出ますよ(何の?)。ただ一部ではクマノミはイソギンチャクに身を守ってもらってはいるが、イソギンチャクは果たしてメリットがあるのだろうか。無いのかも知れない。といった学説もあるみたいで、このようなものは片利共生というみたいです。まあ、ここら辺まで深く突っ込んでいろいろ調べてみると、面白いとは思うのですが、「日本ちょっとヤバイ人じゃないか協会(通称JLYHA)」の会員証がもれなくもらえそうなので、私は遠慮しておきます。
※Japan Little Yabai Human Association

まあなんにしろ自然界で違う種類の生物が同じ場所で生活をするということは非常に珍しいものみたいですので(猿が犬の蚤を取るのは違和感があって面白い)、観察すると新たな発見があるかもしれません。