イカ!
8月に私はダイビング仲間のI君M君Mさんと4人で伊豆のダイビングに行きました。
その日の帰りのことなんですけど、私らはいつもの時のように伊豆で夕飯を食べることになりました。伊豆といえば立派な観光名所。食事処も多く、新鮮な魚介類が食べられるので、伊豆での食事がダイビングと共に楽しみなイベントであります。
その日は「季魚喜人(きときと)」という前から行きたいと思ってた店に入り、うちら4人は、その店のオススメという「きときと丼」なるものを注文しました。
「きときと丼」とは海鮮丼のようなもので、味のほうも、漁港近くの刺身ならばうまいのは当たり前なんでしょうが、それでもどの魚も新鮮で旨みのあるものばかりだったと思います。
その日の具材は、マグロ・ヒラメ・ウニ・イクラ・ハマチ・ホタテ・甘エビ・イカetc.という感じでした。
店を出て、I君が一言。
「今日はイカが、甘くておいしかったね~」
他の人間
「うん、そうだね。今日のイカは確かにうまかった」
あとで考えてみると、驚愕の一言でした。
だって、イカですよイカ。20才を超えたばかりの若造達がイカの旨みについて語るのですよ。
回転寿司やら、食い放題の寿司が流行っているように、普通の大学生は、ウニやイクラやネギトロなど、不味かろうが「高い」というレッテルのある具材に普通は走るものです。軍艦巻きさえ与えておけば、後はお茶でもすすっとけ、という感じです。
しかし、彼らはイカに旨みを感じたのです。
私自身は、
今日の具材>普通の具材=うまかった~っ!
ぐらいでしか認識していませんでしたが、彼らの中では、
今日のイカ>おいしいイカ>普通のイカ
その他の今日の具材>普通の具材
という連立不等式が、すでに食べた時点で成り立っていたわけです。もしかしたら他にも、
おいしい○○>今日の○○>普通の○○
という3~4連立不等式もあったのかもしれません。さらに、
普通の△△>今日の△△
なんて、もしもあったのであれば、私はもう夜も眠れません。
恐るべし,伊豆ダイバーの舌。。。
つうかあんたら、舌肥えすぎ。私の学生時代のように伊東のデニーズで満足しとけって。
最終更新日:2001年11月11日