ピンボケとは
言葉の意味を知らない人は、ほとんどいないとは思いますが、一応定義だけ。
「ピンボケ=ピントがぼける=焦点が合ってない」ということです。
私はこの水中写真を始めるまで、写真は「使い捨てカメラ」かいわゆる「バカチョ●カメラ」(注:すみません差別用語です)しか使ったことがなかったため、いきなり言われても「ピントをあわせる」という概念がそれこそピンときませんでした。
ピンボケも簡単には3パターンあって、撮影している間にカメラがぶれて写真全体がぶれてしまう「手ブレ」のピンボケ、被写体が動いてしまい被写体だけがぶれている「被写体ブレ」のピンボケ、被写体以外のものにピントが合ってしまっているいわゆるピンボケ。
ごくごく簡単に言えば「フォーカス」と「シャッタースピード」の問題なんですが、水中写真を始めてカメラの本を読むまで、写真を撮る時に明るさと被写体の動きの関係を読みとらならなければならないことなど、使い捨てカメラで太陽が照る昼間でもとりあえずフラッシュをたいてた私にとってかなり驚きの新事実でした。
※この先、「絞りが~」とか「F値が~」ということを私の貧弱なカメラの知識で書くと、てきとーかつ間違いがある可能性が大なので、詳しく知りたい人は、ちゃんとした本を読むことをオススメします。
だがしかし、3~4冊本を読んで知識もそれなりに付けて理論武装したところで、もちろん技術が格段によくなるはずもなく、今でもピントが合うか合わないかは、5割くらい運に頼ってます。
まあ、確かに水中写真って難しいんですよね。。自己弁護のため、理屈をあげると、
- ダイビング中であるということ
ダイビングすること自体いろいろなことに注意を払わなければならないので、どうしてもカメラだけに(レンズだけに)注意を集中させることが難しい。 - 安定できないということ
海中では浮力も働きますし、ウネリや流れもあります。当然陸とは違って、2本のあんよで大地をしかり踏みしめてるわけではないので、バランスを保つことが非常に難しいです。安定しようと岩をつかむと写真をとる手は1本なるし、ガンガゼ(ウニの仲間)に刺される事もしばしば。 - 被写体が動くということ
私の場合被写体は主に魚です。魚はもちろん海の王様ですんで、自由気ままに、時にすばやく、そして想像できない軌道で動きます。さらに自分の身を守るためすぐに穴の中へと隠れてしまいますし・・・ムカッ。 - 写真機の性能
私の使ってるカメラはデジカメでして、基本は海での撮影を考えてセッティングされてません。非常にお手軽ではありますが、やはりプロのカメラマンが扱うようなカメラとは技術以前に細かいところでの機能に雲泥の差があります(と思います、いやそうであってほしい!)
と、言い分けを書きたい放題書いてますが、
これからもっと精進していく所存です・・・できる限り
最終更新日:2016年11月08日