幼魚とは

 
yg.」と書いて幼魚のことを意味します。これは「young」の略だそうで、海中でガイドがスレートに魚の名前を書いて教えてくれる時や、ログブックに見た魚を書くときなど、ダイバーの多くがこのように略して書きます。
私はこれを「yougyo(幼魚)」の略だと長らく思ってました。

 
なぜ幼魚が特別に扱われるのか。
地上のみで生活をする主に哺乳類等は、子供と大人の見た目の差がほとんどありませんが、魚類は幼魚と成魚とで実に劇的に違うものが多々あります
例えば幼魚では真ん丸かったものが、成魚に近づくにつれ段々と面長になってくるといったものがあります。他には泳ぎ方幼魚のころは地底付近をチョコマカしていますが、成魚に近づくにつれ中層を優雅に泳ぐようになるものも多いです。そして最も顕著なものが模様。目的はよくわかりませんが、幼魚はド派手な模様だったのに成魚に近づくにつれ地味になっていくヤツや、幼魚のときはシマ模様だったのに成魚に近づくにつれマダラ模様になるなど。
こういった変化がある種の魚では見られ、ひどいヤツでは本当に幼魚と成魚が同一種なのか目を疑うほどです。

 
さらに私だけかもしれませんが、基本的に幼魚のほうが可愛いです。見ていて愛らしいと言うか、これは人間にも当てはまるでしょうかね?その反対に、可愛い幼魚にかぎって成魚が見るも無残なブサイクな魚になっているケースが多々あります
心理学的に聞いた話によると、目が体の割に大きいとき人間はその生物に愛着を持つのだそうです。
が、
←コレ(宇宙人)にはどうしても愛着が持てないので、一概にはそうと言えないかもしれません。

 
まあなんにせよ、幼魚は可愛くて綺麗なやつが多いですし、私にとってはこういった変化のある成魚と幼魚は生態的にも見ていて面白いですし、違った魚を見ているようでもありますので、見れるものなら両方見たいと思っています。