フリソデエビ
フリソデエビって図鑑の中でしか見たことない時は憧れの甲殻類だったんで、初めて肉眼で見れるサイズのフリソデエビを見た時は感動一入だったのですが(ひとしおって一入って書くのね!)、この柏島でみたフリソデエビって、グーサイズなわけですよ。大人のグーサイズ。
ガイドもあきれるくらいデカくなったフリソデエビって、もう可愛らしさとか愛らしさってのは皆無で、ただヒトデをむさぼり食らうだけの大食漢なわけですよ。北斗の拳のハート的な感じと言いましょうか。水玉色は綺麗なんですけどね、ちょっとここまで大きいと鑑賞って感じは無くなってしまいますよね・・・。
そしてそのグーサイズのフリソデエビがなんとペアなんです。もう圧巻。これよりも更に大きくなったりするんですかね?
このサイズになると、体の構造とか作りとかが良くわかって、若干怖いけど見ごたえはありました。
くしくも、前回撮影した極小フリソデエビから調度1年後、上のフリソデエビを見ました。大きさは前回のフリソデエビの約4~5倍くらいありますでしょうか。前回の写真とヒトデは同じくらいの大きさなので、その違いは一目瞭然かと。
これこそ私が追い求めていたフリソデエビ!見ごたえ充分な固体でした。
そして、その見ごたえ充分な固体は何とペア。まあ聞く限り結構ペアでいることは多いらしいのですが。。。
見れる人は結構見ているのでしょうが、私にとって10年に一度の獲物でしたので、数十分かけてじ~っくり観察してきましたよ。写真どころか、目の裏側にまで落としてきました。
ほんと、織姫と彦星なんて比較にならないくらいですよ。
(ちなみにまだまだ、このフリソデ談義は続きます)
2匹を正面から。どっちがオスで、どっちがメスとかわからないですが、小さい方(写真左側)でもその前の年に見た個体より3倍くらいデカかったです。
2匹揃ってアメリカンサイズ。フリソデ(和)ですけれども。
フリソデエビは食欲もアメリカンなので、2匹いると1~2日でヒトデ1つくらい消化しちゃうんじゃないでしょうか?すごい勢いで量を食べる割には、そんなに身体に反映されてないですね。痩せの大食いと言うか。まあヒトデの数倍のサイズになられると、それはそれで怖いのですが。
もうそろそろこれで最後にしようと思います。
フリソデエビのヒトデの食べ方は、周りの足の部分をチョキチョキ切って、最後中心だけ残す食べ方なんだなぁと思いました。柔らかい裏側の内臓的な所からムシャムシャ行くのかと思えば、結構律儀に周りから攻めていくんですね。最後の残ったのはどうやって食べるのか疑問は残りますが、人間がポッキーのチョコの部分だけを舐めとる習性とよく似ていますね。似てないか。。。
はい、これで本当にこの雲見バカデカフリソデエビ特集は本当に終わりです。
いやあ堪能しました。ダイバーも少なかったので、若干見飽きるくらい見ていました。
惜しむらくは動画ででもキチンと撮っておきたかったなぁと言うくらいでしょうか。
私が前々から見てみたいと思っていたリストの中でもベスト3には入るであろう生き物でありまして、喜び勇んでいったのですが、そこにいたフリソデエビは・・・
ちっちぇ~_| ̄|○
かなり、がっくりしました。小指の先ぐらいの大きさで、ハエかと、蜘蛛かと。ハサミ一個ないし。。
私が長年追い求めてきたフリソデエビはこんなのかと思うと、フリソデエビは所詮レンズの中だけの生き物なんだなと思ってしまいました。ヒトデを食いまくって大きくなってくれよ~~~。伊豆じゃあ越冬できないだろうけど。。