ヤシャハゼ
2002年という一昔前に撮影した↓の写真でもまあまあ良かったんですが、画質がやや悪いのと写真自体の大きさが小さいので、今度は構図も含めてかなり良い写真が撮れたなと思ったんですが、光が・・・光がぁぁぁ!
絶好のホバリング状態!背びれピンッ!ヒレ全開!とヤシャハゼのフォトジェニックな条件はそろっているのに、あの燃えるような赤い側線模様が。。。
ということでまた十数年後に写真を更新できればと思います。(果たしてその頃ダイビングまだやってるかな・・・)
ほらね、陸で産卵するカメのごとくの歩みでホフク前進して近づけば、ここまでしっかり光を当てられるんですよ。
一緒に住んでいるコトブキテッポウエビの赤色まで拾えるようになるんですよ。
しかし、ホバリングしていないと圧倒的な迫力に欠けるんです。足湯に使っているみたいで、なんだか情けないんです。
この距離で30分くらい待ったらホバってくれるんですかね??
逆に気持ち悪がられて巣に引っ込むかもしれませんが・・・
ヤシャハゼを撮っていて私はハゼが好きなんだなと思いました。
基本的に砂地に住んでいるハゼは砂地に(共生しているエビが)掘った穴の中に住んでいて、外敵がやってきたら素早く穴の中に逃げこみます。
それを逃がさないように、じわりじわりと息を殺して近寄って観察&撮影するわけなんですけど、その近寄っていく緊張感、まさに獲物を狙う獣になった気分。そして気配を感ずかれ、隠れられた時のあの悲しみと奇声。この奇声をあげてる自分の心理状態がたまりません。
「う△ぁ゛ηぁ゛ぇ!」
これです。この言葉ともならない悲鳴。そして自分の未熟さと自然の厳しさを肌で感じるあの瞬間。
「Ν縺ォ逶ゃ!!!」
いい。何ともいえないこの緊張感が崩れる瞬間。解き放たれる落胆の声。
そしてそれがヤシャハゼのようにレアであったときの更なる落胆振り。
「ほξケ゜ゆコ・>縺溘@ぁφぁχぁξぁ・・・」
たまらんです。(これはホントにハゼ好きなのでしょうか?)1