ダンゴウオ

ダンゴウオ
撮影日:2002/05/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

基本的に北の冷たい海出身の魚なので、伊豆では冬の冷たい時しか見れないと思ってたのですが、もう5月も終わりというこの時期に見ることができました。

ダンゴウオがメジャーなレア物(変な日本語…)になったためか、人目につくようになったのでこの時期でも見つかるようになったということでしょう。一度は見たいと思ってたのですが、いかんせん私はウェットスーツしか持って無いので冬場は潜るのが困難だと諦めていました。

しかし、私の先輩(R.K.&T.H.,)は、ウェットスーツにもかかわらず2月の身を切る寒さの中、伊豆でダンゴウオを見たようで、興奮状態で私に電話をしてきました。

「トミヤマ、海洋公園でダンゴウオ見たよ~~~!」

この電話を雪が吹雪くスキー場のリフトで受け取った私は、少しうらやましいと思った反面、失礼ながらこのクソ寒いのにウェットでダイビングしている二人を意識大丈夫か?と至極冷静に思ってしまったのは、私がそこまでダンゴウオに熱くなかったからなのでしょうか?

AI解説
ダンゴウオ(学名:Lethotremus awae)は、カサゴ目カジカ亜目に属する魚類の一種で、ダンゴウオ科(学名:Cyclopteridae)に分類されます。主に北半球の冷たい海に分布し、日本では千葉県から三重県にかけての太平洋沿岸や青森県以南の南日本の岩礁域に生息しています。水深20m以浅の岩礁域に生息し、特に冬季にはタイドプールでも見られることがあります。産卵期は伊豆半島で晩冬から初春にかけてと推定されています。そのため、ダンゴウオの観察は冬から春にかけてが最適な時期となります。
スキューバダイビングの観点から見ると、ダンゴウオはその小さくて可愛らしい姿から「海のアイドル」として人気があります。成魚でも2cm程度、幼魚は5mmほどの大きさで、見た目は名前の通りお団子のような丸い形をしています。特に鳥取県の田後は「ダンゴウオの聖地」として知られ、1ダイブで30~60匹ものダンゴウオを見ることができるため、多くのダイバーが訪れます。
ダンゴウオはその可愛らしい姿だけでなく、複雑に入り組んだ岩礁地形や豊かな海藻の中で見られることが多く、ダイビング中にその生態を観察するのも楽しみの一つです。特に冬から春にかけての繁殖期には、生まれたてのダンゴウオの赤ちゃんに見られる「天使のリング」と呼ばれる特徴的な模様も観察できます。
このように、ダンゴウオはその愛らしい姿と生態から多くのダイバーに愛されており、特に冬から春にかけての観察が推奨されます。ダイビングスポットとしては、鳥取県の田後や三重県の三木浦などが有名で、これらの場所では豊かな海洋生物とともにダンゴウオを楽しむことができます。

ダンゴウオ科人気者,変な形,隠れ上手

Posted by トミヤマ

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