柏島とは
高知県の果ての果て、南西の突端に浮かぶ島が柏島です。太平洋に黒潮にガツンとぶつかる島です。今年の10月の3連休に1年ぶり2度目の訪問でした。
場所柄、都市からは遠く離れ、島自体にも山を越えていかなければならず、たどり着く移動手段は陸路のみ。高知県自体に高速も発達しておらず、なかなか訪れるのは難しい場所です。
ある意味沖縄よりも時間とコストがかかると言っていいかもしれません。ただしその分自然がいい形で残っており、荒らされていない印象を受けました。
確認魚種は1000を超え、日本で見られる魚の約1/3をここで見ることができると言われています。その名の通り魚影は濃く、ダイバーを飲み込みます(喰われるってことじゃないヨ)。テーブルサンゴも群生しており、見るもの全てに圧倒されます。
海中景色はこんな感じ↓
こういうのパラダイスっていうんすかねぇ~
「パラダイス」って言うと、どうしてもあっち系のお店の名前みたいに感じるのですが、漸く目が覚めました。
ノゾキ趣味よろしく岩の間から魚の生態観察するのもいいですが、こういった風景の中で「ほえ~」と羽根を伸ばすのも悪くないなと思いました。
警戒心大解放してドザエモンのごとく浮かんでると、ヘラヤガラに付き添われたり(ヘラヤガラは大型の魚に寄り添って泳ぐ修正があります)、ホンソメワケベラにフィンをクリーニングされたり(ホンソメワケベラは他の魚の体につく寄生虫を餌とします)とリラクゼーションの極地といった感じで海ションも無駄にしてしまいます(いつもしてるけど)。
それに何よりもよろしいのは、海況のよさ。流れもうねりも無く(たまたまかもしれないですが)水温もたっぷり25度。透明度も30mはあるか。少なくとも船の上から20m下の海底は完全に見ることができました。
透明度30mの世界↓(水深25mのところを水深5m当たりから撮影)
こういうのパラダイスって・・・しつこいですね。
海外行ったらこんな景色ザラかも知れないですが、いつのまにかパスポートの期限切れて合法的に海外に行けなくなった私としては、感慨ひとしおです。まあ、申請すればいい話なんですが、それを言うと話が成り立たなくなるので、ここでは無視してください。
うむ、北朝鮮は嫌だけど、モルディブ人とかガラパゴス人なら拉致られてもいいかなとか思ったけど、時事的に不謹慎極まりないので辞めときます。だいたいそんな人種いないし。
どーでもいい話ですが、ガラパゴス人とか言うと顔がイグアナみたいなの想像してしまった。
ちなみに、ちょっと場所を変えるとこんなイシサンゴの群生するところもあります。
ホント色んな顔があるのだなと。
こういうのパ・・・マジもういいね。
以上開放感をお伝えしてきましたが?海水魚の方もレア物がもちろん充実してました。
よければこちらも見てみてください。
最終更新日:2002年10月27日