アカササノハベラ

アカササノハベラ
撮影日:2023/07/09
撮影ポイント:伊豆大瀬崎

久しぶりに撮ったアカササノハベラ。もちろん撮った時はアカササノハベラとは認識していません(笑)

というのも、アカササノハベラってもっと赤いノべッとした感じでじゃないですか?この写真のアカササノハベラしっぽが黄色いので何か別種なのかなと思っていましたが、アカササノハベラって年とってくると、しっぽからドンドン黄色くなって最終的には体半分黄色くなってしまうみたいなんです。

もし、第一発見個体が老成魚だったら、アカキササノハベラ(言いにく・・)とかになってたんですかね。

アカササノハベラ
撮影日:2002/05/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

(七夕の歌口調で)
♪アカササノ~ハベラ、波間にゆれる、
♪ホシササノ~ハベラ、み~わ~け~がつ~か~ない。

寒い海の中では、寒さを払拭するためによく歌を歌ってます(一説によると一緒に潜った人に歌声が聞こえてたとか・・・ちょっと恥ずかし)。何を歌うかといいますと、素で歌詞を全部覚えてる歌はほとんどないので、その場で即興で作った替え歌が主になります。
この歌は、アカササノハベラを見ていきなり作った歌にもかかわらず結構趣があり、大抵海から上がると歌ってた歌詞は忘れるのですが、海から上がっても覚えていました。

でもやっぱり陸ではちょっと歌う気にはなれませんでした。ほら、友達無くしたくないし。。。

AI解説
アカササノハベラ(学名: Pseudolabrus eoethinus)は、スズキ目ベラ科ササノハベラ属する日本近海の固有種です。。以前は「ササノハベラ」として一括りにされていましたが、現在ではアカササノハベラホシササノハベラの2種に分けられています。日本の福井県、京都府舞鶴、福岡県沖ノ島・津屋崎、長崎県野母崎、熊本県天草、八丈島、小笠原諸島、千葉県館山湾から九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、沖縄島、さらに済州島、台湾、福建省、香港などに分布しています。
アカササノハベラは岩礁域の浅場からやや深場に生息し、ダイバーにとっては観察しやすい魚です。特にその赤みを帯びた体色が特徴的で、目の下に黒っぽい褐色の筋が胸鰭方向に下に曲がり、胸鰭近くまで達する点が見分けるポイントです。
アカササノハベラホシササノハベラは非常に似ていますが、ホシササノハベラは浅場に生息し、アカササノハベラはやや深い場所に生息する点で区別できます。また、アカササノハベラの背には斑紋がないことも見分けるポイントです。
アカササノハベラの産卵期は夏から秋にかけてで、雄を中心に縄張りやハーレムを形成します。興味深いことに、この魚は性転換を行います。小さいときはすべて雌で、産卵後に群の優位にある雄が死ぬもしくはいなくなると、大きい優位にある雌が順番に雄に性転換します。
アカササノハベラは肉食性で、環形動物や甲殻類などを捕食します。昼間に活動し、夜は休む習性があります。寒くなると砂にもぐって冬眠することも知られています。
アカササノハベラはその美味しさから西日本ではよく食べられていますが、関東ではあまり馴染みがありません。料理法としては塩焼き、刺身、天ぷら、フライなど多岐にわたり、特に皮目の味わいが評価されています。
このように、アカササノハベラはその生態や美味しさから注目される魚であり、ダイバーや釣り人にとっても興味深い存在です。

ベラ科よく見る,日本固有種,超肉食

Posted by トミヤマ

スポンサーリンク