ミスジリュウキュウスズメダイ

ミスジリュウキュウスズメダイ
撮影日:2013/09/14
撮影ポイント:サイパン

フタスジリュウキュウスズメダイのところで名前長すぎと嘆いた魚の第2弾です(笑)

フタスジからミスジと名前からも想像の通り、カラダを通る黒線が2本から3本になりました。フタスジリュウキュウスズメダイよりかは、下地がかなり白い印象なので、正直パンダにも見えてきます

もっと近しい種類としては、ミスジスズメダイというのがいまして、まあパッと見一緒ですが、違いとしては、腹びれがミスジスズメダイは白くて、ミスジリュウキュウスズメダイは黒いというのが見分けるポイントになっています(舌噛みそう・・・)

ただ白黒3本線という模様は一緒ですが、体高の高さを見ると一目瞭然ではあります。(体高が高い方がミスジリュウキュウスズメダイ

ミスジリュウキュウスズメダイ
撮影日:2024/06/25
撮影ポイント:西表島

けっしてけっして、良い写真というわけではないのですが、ミスジリュウキュウスズメダイは一匹ではなくて、こんな感じでテーブルサンゴに群れていることが多いですよということが言いたくてアップしました。

そして、ミスジリュウキュウスズメダイって成魚になってもこの模様のままなんですよね。スズメダイって成魚になると模様が消えてふてぶてしくなる種類が多いじゃないですか。
でもミスジリュウキュウスズメダイはこのミスジの模様をまもったまま大きくなっていくんです。
ミスジリュウキュウスズメダイの幼魚はこの集合写真の右下の方に細かくボケボケでいるのがわかりますかね。。

ちなみにこの写真にはフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚も数匹映り込んでいますが、フタスジリュウキュウスズメダイは成魚になるとふてぶてしくなります。

AI解説
ミスジリュウキュウスズメダイ(学名:*Dascyllus aruanus*)は、スズキ目スズメダイ科に属する小型の熱帯魚です。名前の通り、体側に3本の黒い横縞が特徴的で、白い体色とのコントラストが美しい魚です。この模様が「三筋(みすじ)」という名前の由来となっています。分布は広く、西太平洋からインド洋にかけてのサンゴ礁域に生息し、日本では和歌山県以南で見られます。
この魚は体長7~8cmほどで、枝サンゴの周辺を好んで群れを作ります。同属のヨスジリュウキュウスズメダイ(*D. melanurus*)とよく似ていますが、尾鰭に黒い縞がない点で区別できます。性格は攻撃的で縄張り意識が強いため、観賞魚として飼育する際には隠れ家を多く設けたり、広い水槽を用意することが推奨されます。
スキューバダイビングでは浅いサンゴ礁域で頻繁に観察できるため、初心者から上級者まで楽しめる魚です。その美しい体色と群れで泳ぐ姿は、水中写真の被写体としても人気があります。ただし、性格が荒いため他の魚との混泳には注意が必要です。
食用としての利用は少ないものの、地方によっては味噌汁や煮付けなどに用いられることがあります。味は淡白で癖がなく、小型魚ながら出汁としても活用可能です。ただし、一般的には観賞用として親しまれることが多い魚種です。
ミスジリュウキュウスズメダイはその鮮やかな見た目と生態から、多くの人々に愛される存在です。自然環境下ではサンゴ礁の保全にも貢献しており、その美しさと役割を守るためにも、生息域の保護が重要です。

スズメダイ科南方系,幼魚

Posted by トミヤマ

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