ツバメタナバタウオ

ツバメタナバタウオ
撮影日:2024/06/25
撮影ポイント:西表島

この写真だけじゃぱっと見ソラスズメダイに見えなくもないですが、魚類界ではなかなか珍しいタナバタウオ科の魚です。ちなみにソラスズメダイはスズメダイ科で魚類の中でもハゼ・ベラ科に次ぐ大きな勢力です。でも種としては珍しいですが、行くとこ行けば普通に見れました。

主に穴ぐらの中に複数で生息してまして、天井にはりつくような感じで逆さになって泳いでいることが多いです。この時も人が入れるくらいの大きめの穴の中に数十匹の群れで生息していました。(他で見たことないので、もしかしたらこんなに群れるのは西表島が特殊だからだったらすみません。。)
悩ましいのは穴の暗がりで普段生活しているせいかライトの灯りにすごく敏感に動いてしまう事なんです。

なのでカメラで撮るにはピントが合わずに苦労します。ほんと何十枚とったかわからないなかでの奇跡的にピントがあった一枚がこちらなんです。

ツバメタナバタウオ
撮影日:2024/06/25
撮影ポイント:西表島

だいたい、ピントがあったとしてもこんな感じの角度がビミョーなモノしか取れないです。(自分のウデのせいという説も・・・)
こんな写真だとわかりずらいのですが、シルエットがツバメの形を彷彿とさせる感じで、個人的にはロケットぽくて、すんごい早く泳ぐようなオーラを出しています。
実際は普通に見ているだけなら、ほぼ動かずに穴の中で逆さになってじっとたたずんでいるので俊敏さはみじんも感じたりはしないのですけどね。。

AI解説
ツバメタナバタウオ(学名: Assessor randalli)は、スズキ目タナバタウオ科に属する小型の海水魚です。この魚は主に琉球列島からオーストラリア東岸のサンゴ礁に生息しています。特に、サンゴ礁の外縁や洞窟内で、体を逆さにして泳ぐ姿が特徴的です。
名前の由来については明確な情報が少ないですが、「ツバメ」のように素早く泳ぐ姿や、体色の美しさから名付けられたと考えられます。
ツバメタナバタウオはその独特な泳ぎ方と美しい体色で注目されます。ダイバーにとっては、彼らが逆さまに泳ぐ姿や、暗い場所に潜む姿を観察するのが一興です。非常に臆病な性格のため、静かに近づくことが求められます。他の魚と見分ける際に、特にその深い青色の体色と尾鰭の形状がポイントとなります。尾鰭は深く二叉しており、これが他の種との識別に役立ちます。
ツバメタナバタウオは、その美しい姿とユニークな生態で、観賞魚としても人気がありますが、自然の中で観察することは特に貴重な体験です。スキューバダイビングを通じて、彼らの生息環境や行動をじっくり観察することができるでしょう。

タナバタウオ科南方系,穴の中,綺麗系

Posted by トミヤマ

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