ソラスズメダイ
恐らく、この5cmにも満たない小さな青い魚は多くの日本人ダイバー(沖縄を除く)にとってアイドルではないでしょうか?なぜなら
決して裏切らず、海に潜った途端いるとっても綺麗な魚
だからです。
そんな私もダイビングを初めてした日に(伊豆八幡野にて)、ソラスズメダイとキタマクラが温かく迎えてくれて、めちゃくちゃ感動したのを覚えてます。海といえば海水浴しかしたことのなかった私にとってビーチからエントリーして魚が見れるとは全く思ってませんでした。(海水浴で魚を見た記憶がなかったので)
別にソラスズメダイは熱帯魚というわけではないのですが、もうそのときは私の中ではソラスズメダイとグッピーは同じレベルに位置されていました。
いまでさえ、潜ったとたんにいつでも集団で綺麗な深い青の体を振り振りしながら出迎えてくれるソラスズメダイに、ささやかなる感動を覚えます。例えるなら、いつでも入り口で笑顔で応対してくれるデパートの美人受付嬢(1階にいるインフォメーションの人)といったところでしょうか。
綺麗綺麗と褒め称えてきましたが、一番綺麗なのは、こうやってソラスズメダイ達が密集している姿ではないかと思います。春先に体調5~6センチくらいのソラスズメダイがこの写真のように、ホワホワ集まって泳いでいるのは見ているだけで癒されます。
エントリー直後のお出迎えであり、良き減圧停止の友でもあったりします。はい、魚が友達です。
_| ̄|○
ソラスズメダイの婚姻色です(おそらく)
普段は尾びれ・背びれが黄色いのですが、婚姻色になると体全体が青っぽくなるようです。婚姻色の方が地味になっているような気がするのは気のせいでしょうか。。。
「なんか黒いスズメダイがいる。微妙にふちが青紫色だし見たことが無い種類だぞ。」と胸をときめかせながら図鑑を見てみても載っていない。ソラスズメダイに似てるけど明らかに別種だよなと、さらに胸躍らせてネットで調べてみたところ「ソラスズメダイは冬場の冷たい海ではは体が黒くなります」とのこと。
ガクッ!深夜にやっている映画を勝手にエロだと勘違いして夜更かしして後悔する時と同じ心境です。
カイメンのなかにいたソラスズメダイです。カエルアンコウとかいないかなと覗いたカイメンの中にいまして、かなりこちらを警戒している様子。
その良くない感たっぷりなところに若干心が揺れて撮ったのですが、そのなんか良くない感を醸し出す技量がないのですが、この写真は要はそういうことです。