カミソリウオ

カミソリウオ桃色
撮影日:2015/11/22
撮影ポイント:伊豆黄金崎

赤色と言うよりは、なんだか半分透明な感じでピンク色に近いカミソリウオです。
胸鰭やクチの先なんかも本当透けているというか、破れているような感じで、ちょっと栄養失調気味ですかね。。養殖でもないのに、魚の栄養状態を心配するダイバーは数少ないと思います。

砂地にピンク色な個体なので、なかなかフォトジェニックではあったのですが、真っすぐになってくれない・・・ぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃと、ずっと翻っているので、頑張ってこんな写真でした。尾ビレまでピンっとなってくれたら完璧なのに。。

性別はというと、胸ビレが胴体と離れているので、オスですね。

口のヒダヒダはありますね。これで3例目だ~。

カミソリウオ赤
撮影日:2008/11/08
撮影ポイント:伊豆海洋公園

赤色のカミソリウオです。

伊豆では、この赤茶色の個体と緑の個体(前回撮影時)をよく見る気がします。そして、これも曖昧な記憶でしかないのですが、緑色の個体の方が大きいような気がしますね。
成長すると赤茶から緑に変色するのかどうかは、どこの文献見ても載っていないのですが、どうなんでしょうかね。

さて今回もオス/メスの検証です。
胸ビレが胴体と離れているので、オスだとは思います。そして口のヒダはというと・・・ヒダヒダついてますね

カミソリウオのオスの口にはヒダヒダがある説、私の中では益々有力になってきました。(何にも誇れないけど・・・)

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カミソリウオ
撮影日:2007/08/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

今回見ることができたのはカミソリウオのペアでした。

写真上がオスで下がメスですね。このときはオスもメスもどっちも同じくらいの大きさでした。両方とも結構巨大だったんで、いうなれば北斗晶と佐々木健介みたいな位置づけなんでしょうね。(どんな位置づけ??)

カミソリウオ
撮影日:2007/08/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

カミソリウオのオスです。腹ビレが身体と密着していたらメスなんですとか。さらにオスメス対(つい)の場合は、大体オスが小さいようです。

でも、それ以外に発見したんです。オスの場合、クチバシにヒダヒダがあるという事に。

カミソリウオ
撮影日:2007/08/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

こっちがその時のメスです。ヒダヒダがないです。

といってもこの1例しか見てないので、信憑性は無いに等しいです。

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カミソリウオ
撮影日:2002/10/13
撮影ポイント:高知県柏島

およそ生物としての存在を、ここまでバカにしたヤツは、私はカミソリウオNo.1だと思います
海中で見ると、その姿はほとんど枯葉というかゴミというかって感じです。厳しい大自然を生き抜くためとはいえ、こんな姿で一生ユラユラと過ごすのは、どんなにぐうたらなヤツでもつまらないと思ふ…。
しかも伊豆で見かけるカミソリウオなんかは、死滅回遊魚なわけですから、寒くて越冬できずに死んでしまうなんて拷問のような気がします。。。
そう考えると、生まれ変わるとしたら、伊豆のカミソリウオはやだな・・・。

ただ、フィッシュウォッチングとして考えるとめちゃめちゃ楽しいです。一応泳ぐし(どこの部分を動かして移動するのか解りませんが)、たまに口先をかすかに動かして食事しているみたいだし、「不思議な生物だなぁ」と見ていて飽きません。美人は3日で飽きると言いますが、これは魚にも適応するのではないでしょうかね。
また、ほとんど動かないので、写真の練習にも最適です。

ところで、カミソリウオに「カミソリ」なんて名前をつけるのは勿体無いと思っています。「カレハウオ」ぐらいでいいんじゃないの?
カミソリって言ったらやっぱソウダ君みたいなんじゃないの?(“キャプテン翼”を知らない人ゴメンナサイ)

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