ニジハギ

ニジハギ
撮影日:2024/06/25
撮影ポイント:西表島

ニザダイ科の中で、ひときわハデハデなニジハギです。虹色に見間違えても仕方がないくらいハデハデです。

なんでこんな(少し気色悪い)色合いになったのかはわかりませんが、観賞魚としてはニザダイ科の中ではナンヨウハギに次いで人気があるようです。

見るのはまだよいですが、触るのはちょっと気が引けます。

そして食用としてはおそらく人気がないでしょう。
煮、焼き、刺身、どれをとってもこの色合いでは食欲が失せること間違いなしです。

AI解説
美しい縞模様が特徴的なニジハギは、スズキ目ニザダイ科クロハギ属に分類される魚で、学名はAcanthurus lineatus (Linnaeus, 1758)です。その名前は体側の鮮やかな色合いに由来し、1938年の『日本産魚類検索』で新称として登場しました。
体側には黄色と青色の美しい縦帯があり、腹部は鮮やかな青色をしています。頭部には眼を中心とした青色の細帯があり、胸鰭基部付近まで達しているのが特徴です。成魚の体長は約30cmになり、尾鰭は強く湾入します。
分布域は神奈川県以南の太平洋岸から琉球列島にかけての広い範囲に及び、インド-太平洋域全体に生息しています。特に珊瑚礁域や岩礁域を好み、藻類の多い場所で縄張りを形成する習性があります。
ダイビングやシュノーケリングで観察する際は、その鮮やかな体色から他の魚種との区別が容易です。ただし、観賞魚としての飼育は難しく、大きな水槽が必要で、藻類を含む餌を与えないと長生きしないことが知られています。また、薄い照明下では体色が薄れやすい特徴があります。
興味深いことに、ニジハギは藻食性が強く、死サンゴや岩に付着した藻類を主食としています。浅いリーフの上、特に波当たりの強い浅い場所を好んで生活しており、ダイバーにとって印象的な魚の一つとなっています。

ニザダイ科南方系,綺麗系

Posted by トミヤマ

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