ハダカハオコゼ
伊豆の黄金崎と言うポイントで見たのですが、伊豆で見たのはコレが初めてでした。結構南の島とかで見ていたのでそれほどの感動はなかったのですが、一昔前、図鑑の中の想像ででしかない存在の時に、この伊豆で見かけてたら発狂していたと思います。好きなものにはとことんハマルので。
好きになれば、少年たちにまぎれて漫画だって買います(実話)。
ドピンクのハダカハオコゼです。ここまでピンクな魚はあまり見たことないですね。歌舞伎町のポン引きの兄ちゃんか、林家ペー・パーぐらいじゃないですか、人間界でも。
まあ、この色じゃ取って食べる気にもなれないので、自然界じゃ理にかなった色なのかもしれないですが。。。
ところでオコゼってかなり高級魚で、きちんとした店で頼むと私のような貧乏人は到底食べることのできない代物のはずです(その前に、「きちんとした店」に「きちんと入る」ことができるかが大きな問題ですが・・・)。味のほうも、通に言わせれば、絶品だとの事です。それにレアだということも値段の高騰に貢献しているみたいです。
でも高級料亭でハダカハオコゼが出されたらいやだな。。。
だってマズそうだし、食べれそうな身がないじゃないですか。。
結構レアな魚だと思うのですが、柏島を始め沖縄・海外にダイビング旅行に行ったときかなりの高確率で見ているような気がします。南の島じゃ普通種なのかな・・・んなバカなぁ~!!
それにしてもハダカハオコゼってほとんど動かないですし、色もその地その場所によって桃・黄・白など、様々なバリエーションがあり、形も結構面白い形をしているので、絶好の被写体ですし、見ていて飽きないですね。
同じ個体を上から見た写真です。横から見た写真はカメラを傾けて撮影してたので普通に見えますが、実際はこんな感じの絶妙なバランスでふんばっていたのでした。体操のつり革を連想しちゃいます。
「ふぬっ!」って声が聞こえてきそう。
名前の由来は、その薄く平たい体がまるで葉っぱのように見えることからきています。擬態能力が非常に高く、岩や海藻に紛れるような姿勢をとるため、自然環境では見つけるのが難しいこともあります。
スキューバダイビングの観点から見ると、ハダカハオコゼはその多彩な体色とユニークな形状から人気があります。白、黄色、ピンク、黒などさまざまな色の個体が存在し、水中写真家にも愛されています。また、脱皮を行う特徴があり、その際には体表が一層クリアになるため観察の楽しみも増します。
他の種との見分け方としては、その薄い体形と背びれの形状が挙げられます。特に他のオコゼ類と比べて体が平たく、動きもゆっくりしている点が特徴的です。また、毒棘を持つ他のカサゴ類とは異なり、毒性はありません。
このように、ハダカハオコゼはその美しい外見と興味深い生態から、多くのダイバーや海洋生物愛好家に愛される存在です。