スミツキベラ(幼魚)

スミツキベラ幼魚
撮影日:2001/08/10
撮影ポイント:和歌山県串本

名前だけは、ちらほらと聞いたことがあったので頭の片隅にありましたが、その正体・実物は全く未知の生物でした。この串本という地で、たまたまフォトジェニックな幼魚らしきものがいたのでビョーキもちのスズメダイの一種かと思いました)、撮っておいたところスミツキベラの幼魚ということが判明し、「あぁ、これが噂のスミツキベラの幼魚だったのね~」みたいな感じでした。

それにしてもスミツキベラは、必ず「幼魚」という枕詞?がつきます。スミツキベラがいたぜよ!」なんて会話は聞いたことがありません(私の聞いたことのある世界なんて本当にせまいですが・・・)。もしその会話があったとしても、おそらく「幼魚」という言葉が省かれているだけだろうとさえ思ってます(かなり勝手な言い分ですね)。 

幼魚だけが注目されることは、大人は99%不細工(見たことないですが)、ということでしょう。コロダイミナミハコフグツユベラのように…。

AI解説
スミツキベラは、スズキ目ベラ科タキベラ属に分類されます。学名は Bodianus axillaris です。
この魚は、南日本、インド洋、西部太平洋に広く分布しています。特に、静岡県以南の南日本や沖縄のサンゴ礁域でよく見られます。
スミツキベラ幼魚は、全長3-4cmほどで、黒い体に大きな白色斑が特徴です。成長すると体色や模様が大きく変化し、成魚では前半が濃い紫褐色、後半が白く、尾ビレは黄色になります。幼魚の泳ぎはふわふわとトリッキーで、観察するのが楽しいです。
スミツキベラ幼魚は、浅いサンゴ礁域や岩礁域でよく見られます。水深10m前後の場所で普通に観察できるため、初心者ダイバーでも簡単に見つけることができます。そのため、ダイビング中にこの小さな魚を見つけると、ちょっとした宝探しのような楽しさがあります。
スミツキベラ幼魚は、黒い体に白い斑点が特徴的で他のベラ科の魚と区別することができます。 スミツキベラの幼魚は、その独特な模様と泳ぎ方でダイバーを魅了します。次回のダイビングでぜひ探してみてください。

ベラ科幼魚

Posted by トミヤマ

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