チビヌメリ

チビヌメリ
撮影日:2007/08/26
撮影ポイント:伊豆海洋公園

例によって例のごとくネズッポ見分け方というマニアックなページ(非常に残念ながら閉鎖されていました。魚拓とっておけばよかった。)を参考にして、同定を試みたところ、
「雄の第一背鰭棘は糸状でない」←この写真では分かりにくいですが。
「雄の尾鰭長は、体長の1/2位に達する。」←この写真では分かりにくいですが。
「体の側面にデッパリが無い」←この写真では分かりにくいですが。
という3つの観点で、チビヌメリになりました。

根拠となるところが一切撮影されてないためまったくもって、何の見分け方にもなっていませんが、もしかしたらコブヌメリかもしれません。いや、コブヌメリかも。。

それにしても、唇赤すぎですね。大阪のオバチャンっぽく見えてきます。しもぶくれ感といい。

AI解説
チビヌメリはスズキ目ネズッポ科ハナビヌメリ属に分類される小型の魚で、学名はParadiplogrammus curvispinisです。日本の沿岸域に生息し、三宅島や高知県、鹿児島湾などの温暖な海域に分布しています。
この魚は世界的にも注目される種の一つで、ネズッポ科全体では世界で184種、日本近海では14属34種が確認されています。体は小さく、形状は他のネズッポ科魚類と同様に底生生活に適応した扁平な形をしています。
ダイバーにとって、チビヌメリは興味深い観察対象です。砂地や泥底に生息し、体色や模様が周囲の環境に溶け込むように進化しているため、じっくりと観察しないと見つけるのが難しい魚です。特に、砂地の上でじっとしている時は、周囲の底質と見分けがつきにくいほどです。
最近の研究では、鹿児島湾がこの種の分布南限として報告されており、温暖化による海洋環境の変化に伴い、分布域が徐々に変化している可能性も示唆されています。
チビヌメリという和名は、その小さな体型に由来すると考えられ、「チビ(小さい)」と「ヌメリ(ネズッポ科魚類の俗称)」を組み合わせた名前となっています。体長は小さいものの、ダイビングやスノーケリングで出会えた時の喜びは格別で、海の生物多様性を実感できる魅力的な魚の一つです。

ネズッポ科地味

Posted by トミヤマ

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