アサヒアナハゼ

AI解説:アサヒアナハゼは、日本固有種であり、淡水性の小型魚の一種です。成魚の体長は約5〜6cm程度で、茶色や灰色を基調とした体色をしています。また、特徴的なのが、口元にある大きなヒゲ状の突起です。
アサヒアナハゼは、主に湧水や清流などの水流の速い場所に生息しています。食性は肉食性で、小型の水生生物を捕食しています。また、卵胎生で、体内で卵を孵化させ、稚魚を産み落とす繁殖方法をとります。
日本の水環境が悪化する中で、アサヒアナハゼの生息数も減少しており、環境省が絶滅危惧II類に指定しています。現在は、自然保護区に指定され、保護・管理が行われています。

アサヒアナハゼ
撮影日:2008/06/29
撮影ポイント:伊豆井田

カジカ属の魚(特に伊豆で見やすいアナハゼの仲間)は、動かない・獰猛な面構え・幾何学的な模様と個人的には絶好の被写体と密かに思っているのですが、何故か賛同者が一人もいない状況です。

多分ネックになっているのがアナハゼの見分け方が難しいと言うところで皆つまづいているんだと思います。特にこのアサヒアナハゼアヤアナハゼなんかはホントにその差が無く背びれの前から2番目と3番目の棘だけが長ければアヤアナハゼになるという本当に微妙なところ。。。

この見分け方さえ分かりやすければ人気が爆発すると思うんだけどなぁ(違うかな)

AI解説
アサヒアナハゼ(学名: Pseudoblennius cottoides)はカサゴ目カジカ科に属する魚で、1850年にRichardsonによって初めて記載されました。北海道から九州北西部、土佐湾までの日本各地の沿岸に生息し、済州島や鬱陵島にも分布しています。
体長は15センチメートルほどで、アナハゼと比べると吻が短く口が小さいのが特徴です。体色は褐色から赤色を基調としており、腹側には白い斑点が並んでいます。他のアナハゼ類との見分け方として、下あごの腹面に特徴的な暗色斑があり、側線上に小さな皮弁が存在することが挙げられます。
生息環境は沿岸の岩礁域で、特に海草や海藻が生えている場所を好みます。産卵期は冬季で、特筆すべき生態として、輸卵管を使ってホヤ類の囲鰓腔に産卵するという特徴があります。食性は肉食性で、主に甲殻類や小型魚類を捕食して生活しています。
スキューバダイビングでは水温22度程度の環境でも観察することができ、透視度8メートルほどの条件下でも見つけることができます。近年の研究では、キリンアナハゼとの関係について議論があり、ミトコンドリアDNAの配列に種間レベルでの差異が確認されています。
なお、アサヒアナハゼは玄界灘や響灘の潮間帯、浅海岩礁域および藻場に多く生息し、周防灘にもわずかに分布が確認されています。

カジカ科地味,日本固有種,超肉食

Posted by トミヤマ

スポンサーリンク