ダルマオコゼ

ダルマオコゼ
撮影日:2020/08/30
撮影ポイント:伊豆大瀬崎

この魚おそらくダルマオコゼだと思うのですが、腹ビレ(地面に着いているヒレ)の模様が水玉という珍しい模様をしておりまして誰か「ミズタマダルマオコゼ」って別種認定してくれないかしらと、ひそかに願っていたりします。

体の色も薄ピンクで、なかなかに可愛らしさがありますが、たぶんダイビングや海水魚を飼うアクアリストの人以外の人(世の中の99%)は共感しないのではないかと思ってしまいます。だって見慣れないと顔が明らかに厳ついですからね。。

撮影日:2023/07/09
撮影ポイント:伊豆大瀬崎

胸鰭の先に水色の水玉模様が入っているので、もしかすると↑の2020年に見た個体と同じなのかもしれません。そうなると3年ぶりの再会。
そして彼女が追いかける先にはなんともう一匹。夫婦ツガイになっていたました。
夫の後をつつましやかに追いかける嫁、なんともほほえましい光景ではないでしょうか。

と色々断定しましたが、この白い個体が雌なのか、前行く個体が雄なのか、果たしてツガイなのか敵なのか、追いかけているのか追い払っているのか、真相は全くわかりません
わかったのは、尾びれ曲げたまま前に進むんだなということ。尾びれ意味あるんかな。

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ダルマオコゼ
撮影日:2002/10/13
撮影ポイント:高知県柏島

世の中に2頭身の生物っているんだなと思わせた魚です。

2頭身って奇面組という漫画でしか見たことが無かったですが、ダルマオコゼを見たとき「うぉ2頭身の生物が存在するんだ!!」って違う意味で興奮した覚えがあります。

顔デカすぎでしょ(笑)
どっかの民族のお面みたい。

ただこのダルマオコゼ、超猛毒のもちぬしなので、間違ってもお面かもしれないと思って、外そうとしないようにお願いいたします(^^;

AI解説
ダルマオコゼは、カサゴ目フサカサゴ科に属する魚で、学名は”Erosa erosa”です。体は丸く、後頭部には四角形の大きなくぼみがあり、体色は赤褐色から黄褐色、茶褐色まで変異があります。
体長は15cmほどで、沿岸からやや沖合の砂泥底や岩礁域に生息し、特に浅海に多く見られます。日本では八丈島から九州の太平洋岸、日本海側では島根県、山口県に分布し、国外では台湾、中国、済州島、オーストラリアにまで生息域が広がっています。
名前の由来は、「おこ」が顔が笑えるくらいに愚かで奇怪なことを意味し、「ぜ」は魚名の語尾として使われています。つまり、「鬼のように醜い魚」という意味が込められています。
スキューバダイビングをする際は特に注意が必要です。背鰭の棘には強い毒があり、通常は砂に埋もれているか岩に擬態してじっとしていることが多いため、不用意に近づくと危険です。幼魚の時期は石ころに擬態して身を守る習性があります。
似た種として知られるオニダルマオコゼとの見分け方として、体のサイズが大きな違いとなります。オニダルマオコゼが体長40cmほどになるのに対し、ダルマオコゼは15cmほどと小型です。また、オニダルマオコゼは体表面がより凸凹しており、より強い毒を持っています。
食用としては地域によって利用され、底曳網や刺網で漁獲されます。また、色鮮やかな個体は観賞魚としても流通しています。

オニオコゼ科毒持ち,隠れ上手

Posted by トミヤマ

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