ハナミノカサゴ

ハナミノカサゴ
撮影日:2013/09/14
撮影ポイント:サイパン

ちょいとミノカサゴとの違いを分かりやすくするために、似たような角度で撮って(本当は切り抜いて)みました。

「なんとなくハナミノカサゴだ」と思えたのは、この顔の皮弁の長さだったようです。明らかにハナミノカサゴの方が目の上の皮弁や顎周りの皮弁の長さが違いますね。花びらっぽい(だからこの名前か!)
あと、ウロコ模様がハッキリしていないので、黒い縞模様がベタ塗りしたように見えるもの特徴のようです。

ミノカサゴの種類は英名でライオンフィッシュって言うのですが(ハナミノカサゴレッドライオンフィッシュ)、ライオンに例えられたり花に例えられたり忙しい魚です。。

ハナミノカサゴ
撮影日:2013/09/14
撮影ポイント:サイパン

ミノカサゴとのもう一つの違いに、ハナミノカサゴには尾びれに模様があるというのが定説としてあるのですが、うーん模様が無いように見えるのは私だけでしょうか・・・。

もしかしたらミノカサゴハナミノカサゴハイブリッドなのかもしれません。。

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ハナミノカサゴ
撮影日:2001/10/07
撮影ポイント:高知県柏島

ミノカサゴハナミノカサゴの区別は刺(とげ)が何本・鰭(ひれ)が何枚と言った感じで学術的に違いがあるらしいのですが、海中じゃ普通そんなとこ見ないよという絶妙な違いみたいです。

しかし、私の知る限り「コレは絶対ハナミノカサゴだ!」と言い切れるハナミノカサゴミノカサゴかどっちか微妙だな」というハナミノカサゴがいるように思えます。この写真のヤツなんかは「絶対ハナミノカサゴ!」と言い切れるヤツなんですが、その差がどこにあるのかこれまたよくわからない厄介なヤツです。

AI解説
ハナミノカサゴ(学名:*Pterois volitans*)は、フサカサゴ科ミノカサゴ属に分類される海水魚です。体長は最大で約35cmに達し、赤色や茶色、白色の縦縞模様が特徴的です。その華やかな姿と扇状に広がる胸鰭から、日本語では「花蓑笠子」と呼ばれ、英名ではライオンのたてがみを連想させる「Red Lionfish」と名付けられています。
分布はインド洋から西太平洋にかけて広がり、日本では駿河湾以南の岩礁域やサンゴ礁域で見られます。一方、大西洋では外来種として在来種の生態系に影響を与えています。スキューバダイビングでは、その優雅な泳ぎと鮮やかな模様が人気ですが、背鰭や胸鰭の棘には毒があり、刺されると激しい痛みを伴うため注意が必要です。
ミノカサゴとの見分け方にはいくつかのポイントがあります。ハナミノカサゴは顎の下から胸部にかけて斑紋があり、尾鰭や背鰭にはっきりとした黒い斑点が見られることが特徴です。また、ミノカサゴよりも縞模様が太く目立ちます。これらの違いを観察することで識別が可能です。
ハナミノカサゴは魚食性で、小魚や甲殻類を捕食します。大きな胸鰭を使って獲物を追い込むような狩りを行う姿も興味深い点です。食用としても利用されることがありますが、市場では観賞魚として取引されることが多いです。その白身は美味とされ、刺身や煮付けなどで楽しまれることもあります。
スキューバダイバーにとってハナミノカサゴは魅力的な被写体ですが、毒棘による危険性を理解し、安全な距離を保ちながら観察することが重要です。その美しさと生態への理解を深めることで、より豊かな海中体験が得られるでしょう。

フサカサゴ科毒持ち,綺麗系

Posted by トミヤマ

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