ゴンズイ
撮影日:2002/11/02
撮影ポイント:伊豆大瀬崎
海の中で一番初めに毒の持った魚と出会ったのがゴンズイだったと思います。一緒に潜った先輩に危険サインを出されて必要以上にビビッていたのを覚えています。
何よりも、ゴンズイはいつもこの写真のように集団で海底をウニャウニャウニャっと徘徊している姿が無気味で、もし毒をもっていなくても近寄ってこられたら思わず逃げてしまいたくなること間違いなしという感じです。
ところで私はいつどこで誰に教えられたのかは全くの不明なんですが、ゴンズイがイタチウオの幼魚だと言われて、しばらくの間真剣に勘違いしてました。くっそ~。
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撮影日:2002/08/16
撮影ポイント:伊豆大島
夕方近くだったんですが、岩穴の中に隠れていました。もちろんウジャウジャと気持ち悪い見栄えですが。それにしても、毒持ってるのに夜は隠れたりするんですね。
AI解説
ゴンズイ(権瑞)は、ナマズ目ゴンズイ科に属する海水魚で、学名は *Plotosus japonicus* です。太平洋側では福島県から沖縄島まで、日本海側では富山県から沖縄県までに生息していますが、太平洋側により多く見られます。
地方によって「ギギ」「ハゲギギ」「ググ」などの呼び名があり、夜間に「ギーギー」「グーグー」と鳴く声が名前の由来となっています。体長は10-20cmで、茶褐色の体に頭部から尾部にかけて2本の黄色い線が特徴的です。
ダイバーにとって特に注目すべき特徴は、幼魚期に形成する「ゴンズイ玉」と呼ばれる球状の大きな群れです。この集団行動はフェロモンによって制御されており、群れ特有のホスファチジルコリンを使ってコミュニケーションを取ります。
近似種のミナミゴンズイとの見分け方で最も確実なのは、背鰭の位置です。ゴンズイは臀鰭の始まる位置よりやや前に背鰭があるのに対し、ミナミゴンズイは臀鰭よりもかなり前方に背鰭があります。
食用魚としての価値も高く、背びれと胸びれの毒棘さえ気をつければ、白身で美味な魚として知られています。味噌汁や煮物、天ぷら、蒲焼など様々な調理法で楽しめます。ただし、毒棘には要注意で、刺されると激痛が走り、死後も毒性は残ります。万が一刺された場合は、43-50℃程度の温水に患部を浸すと痛みが和らぎます。
地方によって「ギギ」「ハゲギギ」「ググ」などの呼び名があり、夜間に「ギーギー」「グーグー」と鳴く声が名前の由来となっています。体長は10-20cmで、茶褐色の体に頭部から尾部にかけて2本の黄色い線が特徴的です。
ダイバーにとって特に注目すべき特徴は、幼魚期に形成する「ゴンズイ玉」と呼ばれる球状の大きな群れです。この集団行動はフェロモンによって制御されており、群れ特有のホスファチジルコリンを使ってコミュニケーションを取ります。
近似種のミナミゴンズイとの見分け方で最も確実なのは、背鰭の位置です。ゴンズイは臀鰭の始まる位置よりやや前に背鰭があるのに対し、ミナミゴンズイは臀鰭よりもかなり前方に背鰭があります。
食用魚としての価値も高く、背びれと胸びれの毒棘さえ気をつければ、白身で美味な魚として知られています。味噌汁や煮物、天ぷら、蒲焼など様々な調理法で楽しめます。ただし、毒棘には要注意で、刺されると激痛が走り、死後も毒性は残ります。万が一刺された場合は、43-50℃程度の温水に患部を浸すと痛みが和らぎます。
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