キリンミノ

キリンミノ
撮影日:2020/11/29
撮影ポイント:伊豆海洋公園

昔は熱帯域の魚のイメージでしたが、最近では伊豆でも良く見るようになったキリンミノです。
普通のミノカサゴハナミノカサゴも良く見るので、それらと(なんとなくの)区別をつけているのが、胸鰭がガッツリつながっていて扇形って言うのと、この口の前に数本突き出たヒゲで見分けています。

口の前のヒゲがあるかどうかは、すこしばかり近寄ってみないといけないのですが、いかんせんを持っているので、ビビりながら顔の様子を見ざるをえません。。(同定したがりあるあるでしょうか)
そんな危険と隣り合わせな魚なんです。わざわざ近寄らなくてもいいじゃんと言われそうですが・・・。

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キリンミノ
撮影日:2001/08/10
撮影ポイント:和歌山県串本

海中では、赤色は光が届かないと真っ先になくなる色のため、普通では真っ赤な魚はあまり見れません。深海魚なんかは、クルマダイのように真っ赤な魚でも真っ黒になってしまうわけです。もちろん赤毛のアンも水中深くに沈めれば、立派な自然色の黒髪になってしまうわけです。ですから、某ディズ〇ーの某人魚の髪の色が水中で赤(エンジ)色には見えないのです。と、アニメに突っ込んでも仕方ないので、本題に入ります。

で、何が言いたいかと言うと、水中ライトはそんな鮮やかな赤色の体の持ち主を海中で見事に楽しませてくれるわけです。このキリンミノもそうでした。やや薄暗い海中で見ると、地味な色だったのですが、ライトの光を当ててみると、鮮やかなオレンジ色がパーッと浮かび上がり、もともと特徴のあるその優雅な体をよりいっそう引き立たせてくれます。このときも、扇のように広がるヒレの模様と全体から醸しだされる艶やかさに結構見とれてしまいました。
しかし、頭の先から突き出た鬼のような二本の角が、派手さの中にも毒を持っているぞという恐ろしさを感じさせてくれます。

ところで、この名前なんで「ミノ」で終わってるのでしょうか?「カサゴ」はどうしたのって感じです。キリンミノカサゴじゃダメなのかと。中途半端で終わっているので、なんとなく口にしたとき、歯が浮きます…。

フサカサゴ科毒持ち

Posted by トミヤマ

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