サツマカサゴ
長年大瀬でサツマカサゴを見てきていますが、2匹(ペア?)いるのを見るのは初めてでした。だいたい一匹狼的に(魚だけど)いるイメージだったのですが。
恐らく大瀬湾内で繁殖はしているでしょうから、オスメスが一緒になるのは何ら不思議なことではないのですが、その場合この2匹はどっちがオスなのかな。感覚的には手前の黒いのがオスであってほしいところではありますが、サツマカサゴのオスメスの区別の仕方なんという果てしなくマニアックな生物知識を持ち合わせていませんので「2匹見れてラッキー」程度にしておきます(^^;
流石に7年前に見た↓の個体とは別物と信じたいですが、まあだいたい同じような場所にいたかと思います。大瀬湾内のエントリしてゴロタを下った右側方向の方ですね。
で、今回はそんな郷愁もそっちのけで、胸鰭裏のオレンジ色を何とか激写しようとして、顔には一切ピントを合わせず(合わずとも言う)、そちらを中心にした写真となっております。
どうです、このオレンジ色!
画面の向こうでこれを見た人が、少し引いている姿が見えます。。
↓のサツマカサゴの写真から丸2年以上経っているのですが、色合いやゴミの付き方の差こそあれ、尻尾のあたりや顔つきといい全くの同一固体かなと思っています。主(ヌシ)ですかね。。。確かに大瀬で潜ると5本に1本くらいの確率で遭遇しているような気がします。
一過性の季節回遊魚とかも嬉しいですが、こうやって何年も住み着いているやつにたまに会うのもなんか別の意味で嬉しいですね。
サツマカサゴと言うと、ダイバーのことを気にも留めずいつも死んでるのか生きているのか良く分からない状態のヤツがほとんどなんですが、写真のサツマカサゴは珍しく目線を合わせてくれる、というかこちらに気を配ってくれるやつでした。
父さんはそれだけで嬉しいぞ!
勝手に親子扱いされて困るとは言わないでくれ。
白色バージョンのサツマカサゴです。周りがガレ場だったので白く同色したのでしょうか?ある意味サツマカサゴもカメレオンですな。。。白くなったせいでちょっとひれ裏の綺麗なオレンジ色が覗けます。
サツマカサゴというと結構海中の藻屑とかを背負ってしまっていて残念な感じのが多いですが、この写真のサツマカサゴはサツマカサゴにしてはツルッとしていてナイスです。
サツマカサゴはヒレ裏の模様が絶妙に綺麗なオレンジで非常に魅力的な色をしています。
ただ、サツマカサゴは、ほとんど動かないので、その鮮やかな色が手の届く範囲にあるですが、いかんせんヒレに超猛毒が仕込まれていまして、手を出せないんです。。。泳ぐと鰭が開いて見ることができると聞いたことがありますが、この猛毒のおかげか生意気にもピクリとも動かないんですよね。
こうしてトミヤマとサツマカサゴの「にらめっこ」が始まるのですが、バディもいるし何よりエアーがもったいないのですぐに根負けして私のほうから泳いで行ってしまいました。。。