サクラダイ
やっぱりサクラダイといったらこの赤い感じに桜の花びらだよなということで、オスをトップに持ってきました。
伊豆でも大瀬崎などの西伊豆と海洋公園などの東伊豆によって大分生き物の生息状況が変わってきたりするのですが、サクラダイは西でも東でも変わらぬ姿で群れを成しています。日本固有種ですが、ふつうにどこでも見れたりします。
でもこれが激レア魚だったら、海で発狂しちゃうんだろうなぁ・・・
この写真の個体は、ちょうどメスからオスに性転換するくらいのステージでしょうか。オスのように体が真っ赤ではなく、淡いオレンジにうっすら黄色のスジも見えつつ、オス特有の白い斑点模様がちらほら浮かびあがってきているところがっぽい気がします。
初めオスの婚姻色か!と思いましたが、どこを探してもサクラダイの婚姻色に関する話題がないので、婚姻色無いんでしょうね。ということで恐らく雌雄転換時なのかなという消去法での結論に至りました。
まあどちらにしろ、深場のハナダイってのは綺麗というセオリーは崩れないように感じます。
その名の通り桜の花びらを散らしたような模様をもつハナダイの仲間です。伊豆のハナダイの仲間の中では、キンギョハナダイに次ぐ勢力を誇っているのですが、生息域は-30m以深とちょっと深場ではあります。
ですので、デジタルカメラのハウジングの対応水深が-30mだったあの頃(どの頃?)は撮影する機会がほとんどなかったのですが、ハウジングの性能があがった今、ようやく撮ることができました。
これからは深場のハナダイもじゃんじゃん撮れるぞ~と思いつつ、いかんせん深場はだるくてだるくて。窒素以上に体力がねぇ。。
サクラダイのメスです。オスとの体色の違いに、「一体あんた誰?」的な印象はあったのですが、背びれの無駄なアンテナ一本がサクラダイなんだなということをほのかに感じさせてくれます。
個人的には、メスのほうがどちらかとういうとハナダイ!って感じがするので、メスのほうが好きっていうのが正直なところだったりします。