マツバスズメダイ
砂が舞い散る大瀬のマツバスズメダイ。あえてそんなシチュエーションで撮る意味あるのかと言われると無いとしか言いようがないのですが、今回はある違いが説明したくてアップしました。
というのも、このマツバスズメダイ、theスズメダイとそっくりなんです。他のスズメダイとこの2種を見分ける点としては、尻尾の付け根に白い点があるというところと、胸鰭の根元に黒い点があるというところなのですが、それ以外の区別の仕方がすんごい分かりずらいんです。
一般的には尾びれに上下にハの字型の黒い帯が鮮明に出ている方がマツバスズメダイと言われていますが、この個体のようにちょっとうっすらしているやつもいれば、上記のtheeスズメダイのくせに結構ハッキリと黒い線が出ている個体もあって、一概に「黒い」ってのが言いきれないんですよね。
そこで最も区別できる点というところで言うと、マツバスズメダイは胸鰭を閉じたときに黒い点が隠れてしまう事なんだそうで、theスズメダイの場合は黒い点が胸鰭の前にまで進出してきているので、胸鰭を閉じても黒い点が見えるという超絶細かい違い。。。
コレクション魂的には見分けたいけど、ダイビング中でビュンビュン泳ぎ回るスズメダイの胸鰭の閉じた開いたをイチイチ見てられないって言うのが本音のところです。
構図としては個人的にすきなんですが、いかんせん光の具合が悪く、雑な写真になってしまいました。
暗がりにいることが多く、1匹だけいるのを遠くからみつけると「何のハナダイだろう?」と近づいてマツバスズメダイだったときのずっこけ感といったら。。。
まあ、なんてことはないスズメダイの一種なんですけど、こうやって暗い海の中(曇天の伊豆の水深35メートル)で、ウミトサカの綺麗なピンクに囲まれて写真を撮りますと、なかなか趣があってイイ(・∀・)じゃないですか(久しぶりに”顔文字”使ったな・・・)。
私も街中歩く時は、夜に桜や桃でも担ごうかな。。
イイ(・∀・)って言われるかもしれないじゃないですか(「いらない」の意味で)。