ハナキンチャクフグ

ハナキンチャクフグ
撮影日:2002/05/02
撮影ポイント:八丈島

伊豆とかの南方系でない海で潜っている人間にとってハナキンチャクフグを見たとき8割方の方が思われたのではないでしょうか?

”キタマクラも南に来るとハデになるのか”

かくいう私はモロにそう思ってしまいました。
「なんだこのキタマクラは!今時インディアンでもこんな派手な化粧はしないぞ」
となんだかおかしくなり、近くにいた友人に「キタマクラがハデだよ~」という満面の笑顔で指をさしたのですが、彼はハナキンチャクフグの存在を知ってたらしく「ハイハイわかったわかった」という哀れみの笑顔でOKサインを出して行ってしまいました。

後に残されたハナキンチャクフグとそれを指さす笑顔の私。
想像以上に不気味なシチュエーションだったと思われます。

AI解説
ハナキンチャクフグは、フグ目キンチャクフグ科に属する海水魚です。学名はArothron hispidusで、体長は最大で約60cmになります。は熱帯・亜熱帯の広い海域に分布しています。インド洋から西太平洋の島嶼域、オーストラリア北部、南シナ海などに生息しています。
ハナキンチャクフグは珊瑚礁の周辺でよく見られる魚です。体色は黄色や茶色で、体側面に大きな黒い斑紋があり、容易に識別できます。口周辺に突起状の肉質がありますが、これは単なる装飾で毒はありません。ただし、体内には猛毒のテトロドトキシンを持っており、誤って食べると重篤な中毒を起こします。スキューバーダイビング中に触れることは避けましょう。
ハナキンチャクフグに酷似したフグにクマドリフグがいます。クマドリフグは体側面の斑紋が小さく、口周辺の突起も短いのが特徴です。また、ハナキンチャクフグは体高が高く、クマドリフグは細長い体形をしています。
ハナキンチャクフグは魚体の形状と斑紋の大きさ、口周辺の突起の長さで見分けることができます。毒性が強いので、間違えないよう注意が必要です。

フグ科南方系,毒持ち,綺麗系

Posted by トミヤマ

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