クマノミ
カメラの明るさ確認も兼ねて、テストでクマノミを撮ったところ以外と可愛く撮れたのでアップでもしようかなと思ったところ、クマノミの写真で20年前の写真で止まってました。あれ、そんなに撮ってなかったっけ。。。
いつも見ているからあえて撮っていなかったんですかね。幼魚はちらほら撮っていたりしますが。
※この写真のクマノミも、もしかしたらサイズ的に幼魚の部類なのかなと思いつつ、体全体が黒ずんできているので一応成魚の分類にしてみました。
これが多くのダイバー・ノンダイバーをひっくるめて大人気のクマノミです。海中の絵を描かせるとイルカの次くらいに頻繁に出現します。まあ、住処がイソギンチャクと言うのがまたイヤラシクも絵になるのでしょうなあ。
ただその容貌とは裏腹に、やはりスズメダイ科!
産卵期はむちゃくちゃ攻撃的です。恐ろしい勢いでこちらに向かって突っ込んできます。しかも知ってか知らでか目玉に向かって突っ込んできます。いやもうサメなんて目じゃないくらいに怖いです。こういった生活臭さを見るとかわいくなくなってきます。性転換するし(♂→♀)。
美人でやさしそうな先輩が、実はどうしょうもないヒスッテリックでかつ性転換した人だったときのやりきれなさを想像してみましょう。(何の話やら・・・)
少し青かぶってますが、この写真のクマノミは尻尾が白いので性転換後の♀です。(たぶん・・・)
2枚目の写真は1枚目のアップなんですが、親がヒレを上手に使って海水を卵の方に送っていました。ちょっとカメラを近づけれると攻撃してくるので遠くから一杯一杯ズームを使って撮りました。
親が子供を育て守ろうとする本能は人も魚も変わりないなぁ、と実際の卵を見てこの時はいつもムッとくるクマノミの攻撃がなんだか愛しくなりましたとさ。
下の2枚もクマノミの卵なんですが、上の写真のと違って、もうすぐ孵化寸前の卵です。
赤色から銀色になって卵が透明になってきます。4枚目の写真にもありますように、アップで見ると目(黒い点々)が見えます。
孵化の瞬間とかも見たいですが、卵がこの状態になってからどのくらいかかるのかわかりませんし、本当に見るなら毎日行かなきゃならないでしょうし、毎日行ったとしてもその瞬間に会えるかどうか。サラリーマンの僕としては、最高に贅沢な望みなのかもしれません。