ベニカエルアンコウ
背びれがギザギザしていて、眼状紋っぽいものがあるのでベニカエルアンコウかなと思います。
めっちゃ黄色い個体だったので、ライトを当てると少し遠くからでも「いるな!」って感じで、擬態名人(名魚)のカエルアンコウと言えどもコイツはヘタクソな方なのではないかなと思います。
でもここまで立派に大きくなっている事を考えると(15㎝くらい)、狩りの能力のほうは案外達者なのかもしれません。
カエルアンコウの見分け方で確認していくと、眼状紋があるのでベニカエルアンコウってことになるのですが、合点がいかないところして緑色ってことと、眼状紋有り過ぎってことでしょうか。
前者は、まぁ自然界の事なので、色合いって生息環境によってそこそこ変わるってのは、分からなくはない。一皮むけたらオレンジ色かもしれないですし。でも後者の、こんな妖怪百目みたいな全身に眼状紋をちりばめているカエルアンコウは記憶になく、ミズタマカエルアンコウくらいの新種でもいいんじゃないかなと密かに思っています。
ミズタマというより顕微鏡で見るウイルスっぽくもありますが・・・。
ウケグチにもほどがあるだろうってくらい、過去最大級に下あごが張り出したベニカエルアンコウでした。
ショベルカーですくい上げて捕食でもするのでしょうか(笑)
でも水中で見ているときは全くわからなかったですが、この写真を見ると口の中にさらに口があるようにも見えるんですよね。
も、もしかして、新種??(最近ネタが尽きてきたのでこればっか)
この写真をアップする前に、毎度調べるのが面倒になってきたので(漸く)カエルアンコウ見分け方のページを作りました!
何度アップしても、眼状紋があるのがベニカエルアンコウかイロカエルアンコウか忘れてしまう優秀な頭脳の持ち主なので、これでようやく安眠することができるようになりました。
誰かが言ったベースはもう卒業です!
今回のこの写真はガッツリ日の丸君が出ているのでベニカエルアンコウってことで、今日も10時間くらい眠れそうです(赤ちゃん並み)
今回は同じ被写体を前からと横からでちゃんと撮っておきました(^^;
まったく同じ個体なのに、これほど横からの顔と正面からの顔で違いが出るもんなんですね。。
うん、正面から見ると下ぶくれ感が出ていて、アンコウっぽさがあるんで、正面からの方がアジがありますね。
動かない魚の写真を撮るときに「下からのアングルで写真を撮るとまた違った面白さがある」的な話を聞いたのですが、それを真正直に実践してみたところ、完全なホラー写真が出来上がりました。
私のカメラの特性上、内製フラッシュなので、下から取ろうとすると光も下から当たることになり、よく小学生とかが懐中電灯を使ってやるドッキリみたいな写真に仕上がるという事に編集していて初めて気が付きました。
まあ、これはこれで違った面白さなのかもしれませんが。。
ちなみにカエルアンコウは真正面から撮ると、何カエルアンコウかわからなくなってしまうので、横姿とセットで撮っておくのをお勧めします。こいつが本当にベニカエルアンコウかとうと、流石に顔だけだと判別できまず、記憶のなかの確証だけでベニにしています・・・(^^;
伊豆を代表する珍魚。ようやく顔が映っている写真を撮ることができました。ダイビングを始めて約10年ちょっと、一時期は狂ったようにカエルアンコウの種類を探してた時期もありましたが、最近じゃあめっきり誰かが見つけたベースです。そして種類分けも誰かが言ったベースです。。。
この写真本当にベニでいいのかな?頭のでっぱりが小さいから多分大丈夫だよな・・・ブツブツ。。。
およそ、上で紹介したものとは想像がつかないほど怪物化したカエルアンコウですが、産卵のためにお腹が膨らんだ姿なんです。この写真からだと、口から産卵しそうな勢いですが、きちんと体の後部の輸卵管から生まれます(^^;)。
ベニカエルアンコウに限らずカエルアンコウ全般にかかわることなんですが(あとトミヤマ本人もですが)、こんな狭いところがホントに大好きです、地震で岩が崩れてつぶれても知りませんよ。
でもこういう狭い窮屈なところって本当になんだか落ち着くんですよね。。。
イロカエルアンコウかも知れませんが、体調も3センチほどで、微妙に背鰭の基部に眼状の模様がうっすらとあったので、ベニカエルアンコウと言うことにします。自信ないですが。
しかし、ベニと言う割りに真っ黄色です。輝くばかりの黄色です。醜いアヒルの子状態です。
スキューバダイビングを楽しむ際にベニカエルアンコウに出会うと、そのユニークな姿に驚かされることでしょう。彼らは肉厚な胸ビレと腹ビレを手足のように使って海底を歩きます。また、額から伸びる吻上棘の先端に「エスカ」と呼ばれる疑似餌をつけ、小魚を釣るように捕食する姿は一見の価値があります。
ベニカエルアンコウは、体側に大きな暗色斑があり、背鰭第2棘の後方に皮膜がないことが特徴です。また、吻上棘は短く、背鰭第2棘よりも短いか同じくらいの長さです。これらの特徴を押さえておくと、他のカエルアンコウ科の魚と見分けるのに役立ちます。
ベニカエルアンコウは、そのユニークな姿と生態でダイバーに人気の魚です。色彩や模様に変異があるため、観察するたびに新しい発見があるかもしれません。南日本やインド・太平洋域の岩礁域で見かけることができるので、ダイビングの際にはぜひ探してみてください。