ソメンヤドカリ

ソメンヤドカリ
撮影日:2001/08/10
撮影ポイント:和歌山県串本

貝殻にイソギンチャクをつけるという変わった習性をもつヤドカリです。

ソメンヤドカリが身にまとうイソギンチャクというのは、どうも決まっているらしくベニヒモイソギンチャクというものらしいです。これを上手に2本のハサミでチョキンと切っては身に付けという作業を繰り返すらしいです。

ヤドカリにとっては,イソギンチャクを身にまとうことで外敵から身を守ることができ、イソギンチャクにとってもヒトデなどの天敵からヤドカリが守ってくれているので、見事に共生が成り立っています

と言われてますが、でもこれってイソンギンチャクには迷惑じゃないのかな?体切られるし、どこ行くかわからんし…。

AI解説
ソメンヤドカリ(学名:Dardanus pedunculatus)は、ヤドカリ科に属する小型の甲殻類です。主にに日本の相模湾以南から、インド洋、太平洋の熱帯・亜熱帯域に分布し、特に岩場や砂地の浅瀬で見られます。ソメンヤドカリは、他のヤドカリと同様に、貝殻を背負って生活しますが、特徴的なのはその貝殻にベニヒモイソギンチャクを共生させることです。イソギンチャクの触手には毒があり、これが外敵からの防御手段となります。貝殻を移る際は、器用にイソギンチャクをはがして新しい貝殻に付着させます。
スキューバーダイビングの観点から見ると、ソメンヤドカリは観察対象として非常に興味深い存在です。ダイバーは、浅瀬の岩場や砂地を注意深く探すことで、ソメンヤドカリを見つけることができます。特に、イソギンチャクを背負った姿はユニークで、他のヤドカリとは一線を画します。
近似種との見分け方としては、ソメンヤドカリの背負う貝殻にイソギンチャクが付いているかどうかが一つのポイントです。また、体色や触角の形状も識別の手がかりとなります。例えば、近似種のホンヤドカリ(Pagurus filholi )は、イソギンチャクを背負わないことが多く、体色も異なります。
ソメンヤドカリは、その独特の生態と共生関係から、ダイバーにとって魅力的な観察対象です。次回のダイビングでは、ぜひソソメンヤドカリを探してみてください。

ヤドカリ科共生

Posted by トミヤマ

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