ニゲミズチンアナゴ

ニゲミズチンアナゴ
撮影日:2023/07/09
撮影ポイント:伊豆大瀬崎

大瀬崎ではいつもフリーで潜っているのですが、使っているショップ(施設)の方から、珍しいのが出ているよということで、特徴と簡易な場所をおしえてもらい見に行ってきました。
名前はニゲミズチンアナゴチンアナゴの親戚みたいなものですが、チンアナゴとの違いは全体的に黒っぽく、体中に茶色のドット模様、頭の後ろ辺りに白い斑点があるのが特徴のようです。シンジュアナゴに近いかも。
手持ちの図鑑で調べても出てこなかったのは2018年に新種登録されたばかりとのことで、詳しくはネットでしか情報がありませんでした。

で、見に行ったのはいいですが、警戒心バリバリで一定の距離からは近づくに比例して体が砂の中に潜っていくという小競り合いが発生。
「ろくな写真撮れないな」ということで取った戦法が背面から近づくという戦法です。

「ふっふっふ、これであればある程度近づけるぜ~」と意気込んで撮ったのがこの写真ですが、背面から撮った写真て面白み無さすぎで・・・涙

ニゲミズチンアナゴ
撮影日:2023/07/09
撮影ポイント:伊豆大瀬崎

ちなみにこちらが、側面から近づいた時のギリギリの境界線のニゲミズチンアナゴ。実際には腕を伸ばし伸ばししてこの距離なので、実際に見ている距離はもっと遠くにある感じです。
光届かんし、砂は舞い上がっているし、細くて黒くて砂地と同色化しているからシルエットくらいしかわからんし、でなかなかのカメラ泣かせな魚です。

AI解説
2018年に新種として記載されたニゲミズチンアナゴ(Heteroconger fugax)は、条鰭綱ウナギ目アナゴ科チンアナゴ亜科チンアナゴ属に分類される砂底地棲の海水魚です[1]。体長は約70cmにもなり、クリーム色の体に薄茶色の水玉模様が特徴的で、特に鰓ぶたの上にある大きな半円状の斑紋が目立ちます[1][2]。
分布は琉球列島からボルネオ島までの北西太平洋で、日本では鹿児島県の奄美大島と加計呂麻島を隔てる大島海峡で最初に発見され、その後伊豆半島沖でも確認されています[1]。水深約100mの泥底に40匹前後の個体群を形成して生活していますが、水深10~12mの浅い砂底でも見られます[1]。
名前の由来は非常に警戒心が強く、ダイバーが近づくとすぐに巣穴に隠れてしまう習性から、蜃気楼の一種である「逃げ水」になぞらえて名付けられました[2][3]。
ダイビングポイントでよく見られるチンアナゴと比べると、チンアナゴの体には黒い斑点があるのに対し、ニゲミズチンアナゴは茶色い斑点が特徴です[3]。また、チンアナゴよりもさらに警戒心が強く、巣穴から30cm程度体を出している状態でも、近づくとすぐに姿を隠してしまいます[1]。
昼行性で、日中は巣穴から体を出して漂ってくるプランクトンを捕食し、夜間は巣穴の中で休息します[1]。ダイビング中に観察する際は、急な接近を避け、ゆっくりと距離を保ちながら観察することがポイントです。
Citations:
[1] https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%8B%E3%82%B2%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%B4
[2] https://chinanagonouta.jp/about_garden_eel/
[3] https://web-lue.com/spotted-garden-eel/
[4] https://4travel.jp/travelogue/11474868
[5] https://www.sumida-aquarium.com/column/details/612.html
[6] https://shigenoyuta.com/nigemizu/
[7] https://se3blue-mountain.com/nigemizuchinanago/
[8] https://www.nankainn.com/news/a-and-p/%E6%96%B0%E7%A8%AE%E3%83%8B%E3%82%B2%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%B4%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E6%B5%B7%E5%B3%A1%E3%81%A7%E7%99%BA%E8%A6%8B

アナゴ科レア,変な形,砂の中

Posted by トミヤマ

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