コスジイシモチ(幼魚)

コスジイシモチ幼魚
撮影日:2023/08/20
撮影ポイント:伊豆宇佐美

コスジイシモチの成魚はもっといっぱい黒いスジが入っているのですが、幼魚の時はまだそんなに本数多くないです。
体もほっそりしてますし、特徴的なしっぽ辺りの黒点もまだはっきりと区分されていません。

見分け方としては、この真ん中のしっぽまで伸びる黒いスジの先に将来黒点が出来るのですが、幼魚段階でこのスジと黒点がわかれていなければコスジイシモチで、分かれていたらオオスジイシモチのそれぞれの幼魚なんだそうです。
あいかわらず微妙な点で分類するのは幼魚も一緒なんですね。

AI解説
コスジイシモチは、条鰭綱スズキ目スズキ亜目テンジクダイ科に属する魚で、学名は Apogon cookii です。この魚は東京湾から慶良間諸島、台湾、西部太平洋にかけて分布しています。主に沿岸の岩礁域に生息し、やや深い場所にいることが多いですが、浅い波止でも見られることがあります。幼魚と成魚の違いは、主に体の模様と色合いにあります。幼魚は鮮やかな縞模様がはっきりしており、成魚になるとその模様がやや不明瞭になることがあります。また、成魚は体が大きくなり、行動範囲も広がります。
コスジイシモチ」という名前は、体側に走る細い縞模様に由来しています。この縞模様が特徴的で、他のテンジクダイ科の魚と区別する際の重要なポイントとなります。
コスジイシモチの幼魚は、オオスジイシモチの幼魚とよく似ていますが、いくつかの特徴で見分けることができます。オオスジイシモチの幼魚は、体側に走る縞模様がより太く、はっきりしていることが多いです。また、オオスジイシモチはやや大きくなる傾向があります。
まとめ
コスジイシモチの幼魚は、その美しい縞模様と小さな体が特徴で、スキューバーダイビング中に見つけると非常に魅力的な存在です。成魚との違いや近似種との見分け方を知ることで、より深い観察が楽しめます。東京湾から慶良間諸島まで広く分布しているため、日本各地のダイビングスポットで出会うことができるでしょう。

テンジクダイ科幼魚

Posted by トミヤマ

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