クレナイニセスズメ

クレナイニセスズメ
撮影日:2000/01/01
撮影ポイント:伊豆

なんとなくぼやけて見えるのは、ピントが合っていないわけではなく、全体的にこんな淡い色なんでぼやけて見えるんだと思います。(いや合ってないかも)
目はバッチリメイクした感じですがそれ以外は、ぼわぁと紫色の水性絵具をテキトーに塗ったような色合いです。

”クレナイ”っていうぐらいだから、実際見たら紅いのかと思ったら、どう見ても紫色って色合いをしています。

しかもてっきりスズメダイ科かとおもったら、メギス科って。初めて聞いた科でした。

AI解説
クレナイニセスズメは、スズキ目メギス科クレナイニセスズメ属に分類される小型の海水魚で、学名はPictichromis porphyreaやPseudochromis porphyreusと記載されています。体長はおよそ5cm前後と小さく、全身が鮮やかな赤紫色を帯びているのが特徴です。分布は琉球列島(沖縄や石垣島など)を中心に、奄美諸島以南の西太平洋、マーシャル諸島やサモア諸島、マレーシア、インドネシア、フィリピンなど広範囲に及びます。
名前の由来は、「クレナイ(紅)」が示すように体色が赤紫色であること、「ニセスズメ」は外見がスズメダイに似ていることから名付けられましたが、実際にはスズメダイとは系統が異なり、どちらかというとハタの仲間に近い魚です。
スキューバダイビングの観点から見ると、クレナイニセスズメは潮通しの良いサンゴ礁外縁のドロップオフや岩陰、窪みなど暗がりに単独で生息しており、水深8~15m付近でよく見かけます。警戒心が強く、ダイバーが近づくとすぐに隠れてしまうため、観察や撮影には根気が必要です。水中では赤系の色が吸収されやすいため、実際には青っぽく見えますが、ライトやストロボを当てると本来の鮮やかな赤紫色が浮かび上がるのが面白いポイントです。
他の種との見分け方としては、全身が均一な赤紫色で、各ヒレが透明な点、体型がやや細長く、目つきが鋭いことが挙げられます。同じニセスズメの仲間でも体色や模様が異なるため、慣れると区別しやすいでしょう。
全体として、クレナイニセスズメはその美しい体色と小さな体、警戒心の強さがダイバーやアクアリストの心を惹きつける存在です。水中での色の変化や生態観察も楽しめるため、サンゴ礁ダイビングの際にはぜひ探してみてください。

メギス科レア,南方系,綺麗系

Posted by トミヤマ

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