ハナハゼ(幼魚)

ハナハゼ幼魚
撮影日:2001/08/15
撮影ポイント:伊豆海洋公園

なにやら見慣れない魚がいるなと思って、軽く記念撮影したわけですが、色々特徴を見てもどれも当てはまらず、そばにいたのがハナハゼでしたので、ハナハゼの幼魚なんじゃないかなぁと思います。

しかし幼魚とは言え、ハナハゼの代名詞とも言うべくあのヒラヒラの尾ひれが無いと本当に普通の何の変哲も無いやつですね。。。

AI解説
ハナハゼ(学名:Ptereleotris hanae)は、スズキ目クロユリハゼ科に属する美しい魚です。幼魚は特に鮮やかな水色をしており、尾鰭の下葉の基底に黒色斑があるのが特徴です。この黒色斑は成魚になると消えるため、幼魚の見分け方として重要です。ハナハゼは西太平洋に広く分布しており、日本では富山湾から千葉県以南、琉球列島までの沿岸砂底域で見られます。生息環境としては、砂泥底や砂底の中層を単独またはペアで遊泳していることが多いです。
スキューバーダイビングの観点から見ると、ハナハゼは比較的浅い水深(3~10m)で観察できるため、初心者ダイバーにも適しています。特に伊豆半島や沖縄のダイビングスポットでは、ハナハゼを含む多様な海洋生物が観察できるため、人気のダイビングエリアとなっています。
近似種としてリュウキュウハナハゼ(Ptereleotris microlepis)が挙げられますが、リュウキュウハナハゼは尾鰭上下縁の軟条が2本であるのに対し、ハナハゼは5~6本の軟条が糸状に伸びている点で区別できます。また、リュウキュウハナハゼの幼魚には尾鰭下葉の基底に黒色斑がないため、幼魚の段階でも見分けが可能です。
このように、ハナハゼはその美しい外見と観察のしやすさから、ダイバーにとって魅力的な存在です。特に幼魚の特徴を理解することで、より深い海洋生物の観察が楽しめるでしょう。

クロユリハゼ科幼魚,砂の中

Posted by トミヤマ

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