ボウズコウイカ
イカと言うのは、激しく体の色を変化させるので見ていて本当に飽きない生物です。
特にこのボウズコウイカは体の部分が大きく、その変化がすごく分かりやすいので、目に留まると良く見入ってしまいます。本当は1時間ぐらいは見ていたいのですが、こいつに1本費やすのはなぁ・・・。
付け加えて余談ですが、岩場だとどうしても背景にピントが合いがちなイカは、砂場だとピントが合いやすいことに気がつきました。
ボウズコウイカが岩陰をのぞきながら獲物を物色しています。コウイカの種類は良く見かけるのですが、最近は補食の時だなと言うのがなんとなくわかってきました。イカの気持ちがわかるようになるのもいかがなものかなと思いますが。。イカだけに(うわぁ~)。
私トミヤマの吐く息にイカがビビッてしまいあえなく失敗。呼吸音なんかも結構感じるもんなんですね…。
見事に捕らえるとこの撮影に成功。(下の写真のところでも説明した)補食専用の足、長ぇ~。そして他の足とは明らかに違う。そもそも足っぽくないですね。スパイダーマンみたい。
動画では写しきれていないんですが、透明なエビを美味しく頂いていたようです。
イカは俗に10本の腕があるといわれていますが、このコウイカ類は普段実際に見ることができるのはタコと同じく8本だけで、残りの2本は内側にしまいこんでいます。この隠れた2本の腕はものすごく伸縮性があり、普段は自分の身体に隠れるくらいの大きさなんですが、獲物を捕まえる時にミューっと体の2倍ぐらいの長さまで伸びて獲物を捕らえます。
いいな~この腕、欲しいな~。
こんな便利な腕があれば、足先でも届かない場所にあるテレビのリモコンを取ったり、込み合ったエレベータの中で後ろの方から行き先階のボタンを押したり、会社の同僚の肩を叩いて後ろ振り向かせたら誰もいないといった感じに・・・・って、うぉーすげー便利だと思ってたのに有益な使い方が何一つ思いつかない。。。
で、何の話だったけかと言いますと、この写真はまさしくその獲物を取る瞬間で、構えているところなんですよね。腕が伸びているところを撮れれば良かったんですが、それができたら本出してますよ。