ボロカサゴ
撮影日:2021/06/06
撮影ポイント:伊豆大瀬崎
大瀬崎の外海で2年ぐらいに渡って表れては消えをしていたボロカサゴです。
正直ダイビングでフィッシュウォッチに目覚めてから、ずーっと見たいと思っていた魚の一つでした。図鑑の中で眺めては恋焦がれる乙女のように、いつか見たいなぁと思っている青年が、おっさんになってようやく見ることができた魚です。
おっさんになっているので、感動はだいぶ薄れているのは否めないところですが、それでもこのフォルムには見入ってしまいます。
体色は黄色や緑などもかなりカラーバリエーション豊かな魚なんですが、その中でも一番みたいと思っていたしば漬け色(この言い方はオリジナルです)のボロカサゴが見れたのはラッキーでした。
撮影日:2021/06/06
撮影ポイント:伊豆大瀬崎
いわゆる図鑑写真的に右からと左からと1枚づつ。
なかなか見れない魚ではあるので、CTスキャンなみに360度ぐるっと撮ってやりましたよ。
どの角度から見てもこのヒダヒダの皮弁が、魚らしからぬインパクトを放っています。揚げると上手いかもしれません。
ところでボロカサゴって表皮(ウロコのなのかは不明)が定期的にポロポロ落ちる脱皮をする魚なんだそうです。脱皮によってどのくらい綺麗になるのか、あるいは変色したりするのかは、かるく調べてみましたが分からず。
珍しい魚だし、そんなに研究している人も少ないのかな・・
撮影日:2021/06/06
撮影ポイント:伊豆大瀬崎
CTスキャン撮影で、正面からももちろん撮りました。
正面からの写真だと何なのかさっぱりわからないですね(笑)
魔除けのお札に付けられた印とかにも見えてきます。ご利益はあまり期待できないと思いますが。
AI解説
ボロカサゴ(学名:*Rhinopias frondosa*)は、スズキ目フサカサゴ科ボロカサゴ属に属する海水魚です。主にインド洋から西太平洋にかけて分布し、日本では伊豆半島や八丈島、高知県柏島などで見られます。水深100m以浅の岩礁や珊瑚礁域に生息し、海藻や砂地に擬態して身を隠す能力が特徴的です。
名前の由来は、その体表にある「皮弁」と呼ばれる毛状突起が雑草のように見えることから、英名「Weedy Scorpionfish」が付けられ、それが和名にも影響を与えています。この皮弁は体全体を覆い、周囲の環境と調和することで捕食者から身を守る役割を果たしています。
スキューバダイビングの観点から見ると、ボロカサゴはその独特な外見と行動でダイバーたちを魅了します。泳ぎが苦手なため、胸ビレや腹ビレを巧みに使い、海底を這うように移動します。また、大きく口を開けて獲物を吸い込む待ち伏せ型の捕食スタイルも観察できるため、水中写真家にも人気があります。
他種との見分け方としては、ホウセキカサゴ(*Rhinopias eschmeyeri*)との違いがよく議論されます。ボロカサゴは眼上皮弁がもじゃもじゃしており、背ビレの膜がギザギザしている点が特徴です。一方、ホウセキカサゴは皮弁が少なく滑らかな外見で、背ビレの膜も切れ込みが浅いです。
また、数週間ごとに脱皮する習性も興味深く、この過程で体色が変化することがあります。
このようにボロカサゴは、そのユニークな外見と生態で水中世界の魅力を象徴する存在と言えるでしょう。
名前の由来は、その体表にある「皮弁」と呼ばれる毛状突起が雑草のように見えることから、英名「Weedy Scorpionfish」が付けられ、それが和名にも影響を与えています。この皮弁は体全体を覆い、周囲の環境と調和することで捕食者から身を守る役割を果たしています。
スキューバダイビングの観点から見ると、ボロカサゴはその独特な外見と行動でダイバーたちを魅了します。泳ぎが苦手なため、胸ビレや腹ビレを巧みに使い、海底を這うように移動します。また、大きく口を開けて獲物を吸い込む待ち伏せ型の捕食スタイルも観察できるため、水中写真家にも人気があります。
他種との見分け方としては、ホウセキカサゴ(*Rhinopias eschmeyeri*)との違いがよく議論されます。ボロカサゴは眼上皮弁がもじゃもじゃしており、背ビレの膜がギザギザしている点が特徴です。一方、ホウセキカサゴは皮弁が少なく滑らかな外見で、背ビレの膜も切れ込みが浅いです。
また、数週間ごとに脱皮する習性も興味深く、この過程で体色が変化することがあります。
このようにボロカサゴは、そのユニークな外見と生態で水中世界の魅力を象徴する存在と言えるでしょう。
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