ヒレボシミノカサゴ

ヒレボシミノカサゴ
撮影日:2003/07/10
撮影ポイント:マブール

ミノカサゴハナミノカサゴネッタイミノカサゴキリンミノシマヒメヤマノカミとミノカサゴ系を見てきた中でなかなか見れなかったのがこのヒレボシミノカサゴでした。記念すべき300本目のダイブで初お目見えです。

ちょっと奥まった穴の奥のほうにいたので顔とかは良く見えませんでしたが、この色合いで長年図鑑だけの存在であったアイツだと認識できました。

なんかこんな風に書くと、魚コレクションに異常に執着心を燃やしているようで気持ち悪いですね、自分。

AI解説
ヒレボシミノカサゴ(学名:*Dendrochirus biocellatus*)は、フサカサゴ科ヒメヤマノカミ属に属する小型の海水魚です。全長は約15cmで、インド洋から太平洋にかけて広く分布し、日本では紀伊半島や琉球列島周辺で見られます。名前の由来は、背ビレにある2つの黒斑が特徴的で、これが「ヒレボシ」(ヒレの星)と呼ばれる所以です。
スキューバダイビングの観点では、ヒレボシミノカサゴは岩礁やサンゴ礁の隙間に隠れていることが多く、観察には注意が必要です。その派手な模様と優雅な動きが目を引きますが、毒棘を持つため接触には細心の注意が必要です。特に背ビレの黒斑は外敵を威嚇する役割を持ち、この模様を動かして自己防衛する姿も観察されます。
他のミノカサゴ類との見分け方として、ヒレボシミノカサゴは背ビレの黒斑(2つまたは稀に3つ)と上顎にある長い皮弁が特徴です。また、胸ビレや体全体の色彩には個体差がありますが、これらのポイントを押さえることで区別が可能です。
食用としては、ヒレボシミノカサゴの白身は淡泊で美味しく、刺身や煮付け、唐揚げなど様々な調理法で楽しめます。ただし、毒棘を持つため調理時には十分な注意が必要です。特に塩焼きや味噌汁などでその旨味を堪能することができます。
その美しい外見と生態から観賞用としても人気がありますが、生息地では乱獲や環境変化による影響も懸念されています。ダイバーや釣り人にとっても魅力的な魚ですが、その毒性と生態系への配慮を忘れずに接することが求められます。

フサカサゴ科レア,毒持ち,綺麗系

Posted by トミヤマ

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